ツインレイ に出会ってしまったかも!-3『これがホントのツインレイ?』
この出会いは、本当に奇跡に満ちていた。
その日はめずらしく、行きたいとは思えない仕事現場に向かっていた。その現場は、いつも後輩たちに任せてるのだけど、なぜかその日は、彼らの予定が合わず、私が行くことになった。
現場で、ふと視線を感じた。
それも、強烈な視線。
たとえば、初めて道で出会った人が、正面からジロジロ見てきたら、びっくりして不審に思うよね。
まさにそんな感じ。
そのうち、彼は、私に、仕事の手順について話しかけてきた。特に私に聞かなくてもよい内容ではあったが、分かる範囲で答えた。
あとから彼に聞くと、なぜか私の周りにオーラみたいな光が見えて、びっくりしていたそうだ。
その現場では、私にとって彼は不思議人間でしかなかったが、その細やかな仕事ぶりは好感が持てた。この日は、ただそれだけの出会い。
名前を知ることもなかった。
それから、私は先の記事に書いたように、自分に向き合う大切な仕事の最終仕上げをしていた。
最後にどうしても必要なスタッフが見つからず、何人かの候補者に会い始めていた。
そんな時、ふと彼の姿が脳裏をよぎり、私は名も知らぬ彼を探し始めた。
不思議なくらいにトントンと人から人に繋がって、彼と再会し、彼に最終仕上げの補助を頼んだ。
最初の打ち合わせ時から、膨大な時間をかけて、私の意図を伝える私を彼はいつも優しく受け止めてくれた。
彼は仕事以外のことは何一つ話さなかったけれど、常に私のことを気遣い、努力してくれている気配を感じ、またそれを形にしてくれた。
私一人では無理な大仕事だった。
彼との最終仕上げがなければ、現実にはならなかったし、評価も得られなかったと今でも思う。
その仕事が終わり、彼との労いの場所で、なにか急に身体にエネルギーのような感覚を感じた。最初は自分自身のものかと感じていたけれど、それにしては強烈すぎた。
その時、仕事から解放されて、初めて男女という間柄を意識した。とても口数が少なかったけれど、彼の言葉の端々からなぜか彼のことが理解できた。
彼の中心には揺るぎない芯があったけれど、その芯は、この社会で誰かと分かち合うのは難しそうに思えた。自分自身だけのことではなくて、社会に貢献したい、と願う気持ち。
誰かの幸せを願う気持ち。
そこにストレートに向き合っていた私との出会いは、彼の奥底にある本心を認めるような感じだったのかな。
彼は長い間、孤独だったのだと感じた。
(つづく)
●今日のお花
バラ園に咲いていたバラではないお花もキレイだった💓